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長 明彦; 小泉 光生; 関根 俊明; 山本 洋*; 村松 久和*; 大矢 進*; 永井 良三*
「不安定核の理工学及び核計測法 (II)」に関する専門研究会報告書, 0, p.28 - 30, 1997/00
原研高崎AVFサイクロトロンに設置されたオンライン同位体分離器(ISOL)ではサイクロトロンからの一次ビームで生成した核反応生成物や購入したXe放射性ガスを用いた不安定核種のビームを様々な実験に供している。オンライン実験では、核反応生成物をISOLでイオン化・分離した後、-核分光測定を行っているほか、Si単結晶上で微小な角度で散乱させることで偏極させる技術の開発で偏極の現象及び原子核の電磁気モーメントの研究を行っている。Xe放射性ガスのイオン注入は、原子核の有効電荷半径の研究を目的としたメスバウア分光実験用試料で実施した。このほかに医学利用の分野で冠動脈狭窄予防に用いる金属製ステントへのイオン注入を計画している。
小泉 光生; 長 明彦; 関根 俊明; 久保田 正志*
「不安定核の理工学及び核計測法 (II)」に関する専門研究会報告書, 0, p.54 - 57, 1997/00
レーザーイオン源は、元素選択性を持つため、同位体分離器と組合わせることで、特定のアイソトープを選択的に引出すことができる。原研高崎では、陽子ドリップライン近傍の崩壊核分光をS/N比良く行うため、レーザーイオン源を製作した。本イオン源の特徴は、凸レンズを用いレーザーをフォーカスして入射し、イオン源内部でレーザーを拡げ照射体積を大きくしたことである。これによりイオン化効率の増加が期待できる。オフライン実験では、安定元素Ba,La原子を共鳴イオン化し、ISOLにより質量分離した。オンライン実験では、Ar加速ビームをMoターゲットに照射し、生成したBa不安定核原子がレーザーにより共鳴イオン化されたことを確認した。
浅井 雅人*; 小島 康明*; 長 明彦; 小泉 光生; 関根 俊明; 柴田 理尋*; 山本 洋*; 河出 清*
「不安定核の理工学及び核計測法 (II)」に関する専門研究会報告書, 0, p.97 - 100, 1997/00
基底状態の偶々核のスピン・パリティはOであることは良く知られているが、励起状態のO準位については情報が十分でない。本研究では、中性子欠損Ba核のO準位を見出すため親核であるLa核を生成させ、その崩壊に続く線放出過程を調べた。この実験では、高崎研TIARAのサイクロトロン接続したオンライン同位体分離器を用いて、Ar+Mo反応で生成した目的核種を質量分離し、準位スピン決定のために-角度相関測定を行った。5台のGe検出器を用いた効率の高い測定により、Baについて9つのO準位を同定した。
市川 進一
「不安定核の理工学及び核計測法 (II)」に関する専門研究会報告書, 0, p.16 - 20, 1997/00
原研における中性子科学研究計画の利用施設のひとつとして、不安定核ビーム加速施設が提案されている。本施設は、オンライン同位体分離器、タンデム静電加速器及び超伝導線形加速器から構成され、不安定核を10MeV/U程度に加速することができる。不安定核ビームとして加速する核種は、ウランまたはトリウムの核破砕反応または中性子核分裂で生成する中性子過剰核を予定している。ここでは、施設の概要を述べるとともに、生成核をイオン化するイオン源の選択とその性能、得られるビーム強度ならびに今後の開発要素について述べた。